Tシャツやスウェット、ハンカチ、タオル、トートバッグ……。これらの素材にプリントや転写、刺繍などの製法をおこないオリジナルグッズを作ります。
「オーダーグッズビジネスショー大阪2024(OGBS大阪2024)」は、そうしたグッズづくりに役立つ製造システムが豊富に出展されます。
この記事では、出品予定のガーメントプリンターやトナープリンター、昇華プリンター、刺繍機、熱プレス機、製版システム、シルクスクリーン用印刷台などの見どころをまとめました。また、グッズの受注から製造までの工程を効率化するソリューションも紹介しています。
プリント関連の製造システムなどを幅広く扱うトーヨーコーポレーション。
OGBS大阪2024では、ブラザー ガーメントプリンター「GTX pro」+オプション各種、ミマキ DTFプリンター「TxF150-75」+シェイカー、セイコーアドバンス SPZOLプラスチゾルインキ、「RISO GOCCOPRO」各種、回転式印刷台などを出展します。
「GTX pro」は、プリントの高速化を実現したブラザー製ガーメントプリンターです。プリントヘッドと印刷対象物の間隔が広くても高いプリント品質を維持。白インクのヘッド内循環で低ランニングコストを実現します。会場ではオプションをプラスしたGTX proが展示されますので、ぜひチェックしてみてください。
上野山機工はbrother製「GTX pro B」やtransmatic製プレス機、thermotron製全自動袋入れ機「PV40」、テープシーラー「KL60」、半自動折りたたみ機「FX25s」などを出展予定です。プリンターだけでなく、プリントしたウエアの折りたたみや袋詰めを効率化するシステムもチェックできます。
ウエアプリントの生産性を上げたいという方は上野山機工ブースをお見逃しなく。
クイックアートは、白トナープリンターと小型DTFプリンターを展示。実機の他、それぞれのプリントサンプルなども並べ、両者が比較しやすいようになっています。「DTF転写に興味はあるけど、白トナープリントも気になる」という方は、クイックアートのブースが参考になるでしょう。
テクノプロモーション & Stahls’ Hotronixは、アメリカStahls’社製のヒートプレスマシンHotronixシリーズや熱転写フィルム各種を展示します。
同社は日本の輸入元として、Stahls’社製ヒートプレスマシンの全モデルを取り扱っています。Stahls’社は1932年の創業以来、100万台以上のヒートプレスを生産したと言われる大手メーカー。OGBS大阪2024でそのヒートプレスの性能を確かめてみましょう。
その他、白トナープリンターやA3サイズ昇華プリンター、DTFプリンター、DTFオーブンなども出品予定です。
ダイヤモンドマークは、マーキング関連の資機材などを展示予定です。熱プレス機「ダイヤプレッサー」の他、ミマキエンジニアリング製の小型DTFプリンター「TxF150-75」、ブラザー製ミシン刺繍機「PR680W」などを見ることができます。同社はマーキング関連の加工ノウハウが豊富なので、いろいろな相談に応えてくれるでしょう。
ブラザー販売は、刺繍ミシンを中心とした製造システムを出品します。刺繍ミシン関連では「PR1055X」、「PR680W」、「PR1X」を展示予定です。
「PR1X」は、名入れやロゴの刺繍に適した1頭1針タイプの業務用刺繍ミシンです。7インチ液晶の操作パネルや縫い位置のミスを防ぐ位置合わせ機能など、初心者でも使いやすい機能を搭載。オリジナルグッズを製作、販売するクリエイターに最適な1台となります。
他にも、スキャナー機能が付いたカッティングマシン「SDX1200」を出品予定です。
刺繍機メーカーのバルダンは、単頭式刺繍機「BEKT-S501CAⅡ」と「BEKT-S1501CBⅢ」、パンチングソフト「Wilcom EmbroideryStudio e4.5」を展示します。
「BEKT-S501CAⅡ」は、空気の力で刺繍対象物を固定するエアクランプ枠を採用した刺繍機で、初心者でも簡単に扱うことができます。クランプ枠に挟むことができれば、どんな形状のグッズでも刺繍できるので、枠の種類に詳しくない人も使いやすいでしょう。
他にもOGBS大阪2024では、オリジナルグッズの受注から製造までを効率化してくれるソリューションが披露されます。
エプソン販売は、グッズ製作向けプリントソリューションを紹介します。
同社の店舗用アプリケーション「Epson Craft Studio」を使うと、店舗内でのポスターやグッズの受注からプリント、納品までの一連の業務を効率化できます。オリジナルプリントが体験できるワークショップなど店舗外での活用もできるので、アイデア次第でビジネスの幅が広がりそうですね。