オーダーグッズビジネスショ―大阪2017では、ウエアプリント関連の出展社が多いのも特徴。オリジナルウエアを求める消費者の声と製造機器の発展、低価格化で広がりを見せるウエアプリントビジネス。システムや資材は日進月歩で進化を続けている。その流れに取り残されないためにも、この展示会で最新のウエアプリント資機材をチェックしておこう。
パイオテック(株)はウエアプリント関連資材、機材を中心に出品予定。他にも、写真やオリジナルデザインをレーザーまたはジェルジェットプリンターで専用転写紙にプリントし熱プレスするだけで作れる各種オーダーグッズも出品する。少額少スペースで簡単に誰でも操作できるシステムとして注目があつまっている。同社の出品予定商品は、「布・金属板用各種転写紙」、「カラーレーザープリンター転写用カスタマイズ機」、「布用ラバーシート各種、熱プレス機各種」、「マークセンサープロッター」、「プリント素材(マグカップ・フォトパネル・スマホケース等)」など。
(株)システムグラフィはイタリアのSiser製ラバーシートをはじめ、一度に白インクまでプリント出来るトナー転写システム、A4・A3の新型プリンターを含む昇華転写システム、コテ台が手前に引ける半自動プレス機などを出展。幅広いウエアプリントビジネス商材を扱っているので、これから新しい製法に挑戦しようと考えている業者はチェックしておきたい。
(株)アステムは「ソフレックス」など、同社オリジナルのラバーシートをはじめ、「マイクロカット」をはじめとする熱圧着シートの新たな表現手法や用途について提案する予定。また、発売予定の新商品もいち早く紹介してくれる。オリジナルの熱プレス機「TWIN-EX プレス機」やプリンタブルラバー、カッティングクロスなどの熱圧着マーキング資材、レーザーカット機(コムネット)も出品される予定。
シルク印刷を中心としたウエアプリントの下請け業者(株)TWENTYは、新設したシルクスクリーン工場の紹介と「0円から始めるウエアプリント開業サポート」の紹介・商談会を開催。ウエアプリント初心者でも簡単に受注できるポイントをまとめた「ウエアプリント・スタートプログラム」なども用意されている。
(株)クイックアートはスクリーン、カッティングに代わる新技術「抜ける転写紙」を実演。設備はたった10万円で、机一つの省スペースででTシャツプリントが始められるシステムとして注目を集めている。出品商品は「白トナー&RIP プリントシステム」、「抜ける転写紙(ストレッチタイプ)」、「各種熱プレス機」。
ヨーロッパ熱転写マーキングメディア最大のシェアを持つドイツポリ・テープ社の日本法人である(株)ポリ・テープ・ジャパンは、国内唯一のオフィシャルサプライヤーとして熱転写シートを販売している。OGBS大阪2017では、プレス時間3秒、ホットピール可能なラバーシート「POLI-FLEX 3s-TURBO」をはじめ、それにプリンタブル機能を付けた「3s-TURBO PRINTABLE 4036」、厚みのあるラバーシート「POLI-FLEX DIMENSION」、使いやすく高品質の「POLI-FLEX PREMIUM」など、様々な熱圧着資材を出品する。
シルクスクリーン資機材販売60年超の(株)トーヨーコーポレーションでは、ウエアプリント参入に最適なプリント機器を実機展示。各種スクリーンプリント機器はもちろん、「理想科学ゴッコプロシリーズ」、「ブラザー工業ガーメントプリンター」、「沖データトナー転写システム」など、話題の最新機が勢揃いする。