Tシャツやキャンバスバッグなどの布製品に直接フルカラーでプリントできる「ガーメントプリンター」。
オーダーグッズビジネスショーでも、毎回人だかりのできる人気のシステムですが、「濃色生地にプリントする際の白インクや前処理に手を焼いている」という声をよく聞きますよね?
その点を心配して、これからガーメントプリンターを購入したいけど二の足を踏んでいるという人も多いはず。
その解決策として、最近注目されているのが、シルクスクリーン印刷とガーメントプリンターとのコラボレーション。簡単に言ってしまえば、濃色生地にプリンターのインクを乗せるための白ベースをシルク印刷で刷ってしまおう!ということです。
これなら、プリンターの白インクを使わないので低コスト。
前処理剤を塗布して乾かす工程も不要。
目詰まりしやすい白インクのためにおこなっていたヘッドクリーニングや夜間のサーキュレーション機能などにかかる、ランニングコストも節減できます。
白インク非搭載グレードのガーメントプリンターを購入すれば、投資額も少し楽になりますね。
今、シルクスクリーン印刷の設備を持っているプリント業者さんなら、ガーメントプリンターを導入するハードルも下がるはず。で、シルクの弱点だったフルカラーで小ロット印刷が実現します。
本当にそんなこと出来るの?
と心配な方は、ぜひ10月2~3日におこなわれる、オーダーグッズビジネスショーにお越し下さい。
理想科学工業が、デジタルスクリーン製版機「ゴッコプロQS200」とガーメントプリンター
とのコラボを提案する出展をおこなっています。
前述のようにシルクで白ベースを刷る場合、従来の乳剤製版を使うと大量ロットでなければ版代が合わないし、乳剤版を外注していては納期がかかってしまう。
それでは、小ロットをスピーディに刷るガーメントプリンターの長所を活かせません。
一方、水も暗室も使わずに製版できる「ゴッコプロQS200」なら、枠張りしたマスターをセットして、スタートボタンを押すだけ。
マスターの価格も安いので、白インク代の節約と合わせて、コストダウンが図れます。
で、実際にシルク印刷とガーメントプリンターとのコラボを実践しているプリントメーカーさんも出展するので、会場で詳しくお話を聞くこともできます。
ウェアプリントショップ向けに、各種ウエアの下請けサービスを提供するエドバン(エドバンファクトリー)では、シルクスクリーン印刷の全自動回転台とコーニット社のガーメントプリンターをドッキング。
シルク印刷で白ベースを刷ることでガーメントプリンターの生産性アップとコストダウンを実現しています。
これによってエドバンファクトリーでは、
カラープリントTシャツの下請けをより低コストでスピーディーに提供できるように。さらに、ガーメントプリンターで印刷後に、ラメや蛍光などの特殊インクも使えるためフルカラーを超えた多彩なデザイン表現が可能になったのです。
ガーメントプリンターは、シルク印刷に取って代わるデバイスだと考えていませんか?
両者を組み合わせることで、それぞれの長所を活かしたウェアプリントの世界が一層広がるのです。
詳しくは会場でぜひご覧下さい。