ハンコ・スタンプビジネスに欠かせないのが各種製造システムです。OGBS2019では、印章彫刻機や製版用フィルム出力機などの関連システムが数多く出展されます。実際にマシンを見て触って比較できるチャンス。ベテランの方はもちろん、「これからハンコ・スタンプビジネスを始めたい」というビギナーは、この機会をお見逃しなく!
マイクロウエアは、印章彫刻機「MW-2U」と、自動搬送型彫刻機「MX-30HC」を展示予定です。
「MW-2U」は、1回の彫刻でも彫り上がりのエッジがシャープな新スペックカッターを使用することにより、旧型機に比べて彫刻時間が大幅に短縮。バリもほとんど残らず、高品質なハンコを彫ることができます。「MX-30HC」は、最大70本のハンコが連続彫刻できる量産機。直径10㎜から24㎜角までの印材をセットできます。作業中に彫刻針が折れた場合も検知センサーが作動して、自動で予備のスピンドルに切り替えてくれるなど便利機能が搭載されています。
その他、サブスクリプション彫刻カッターも出品される予定です。
ウィズアスは人気の小型印章彫刻機「BIZ50」、「TechnoEX」をリリースしているメーカー。「BIZ50」は最近発売されたばかりの新型機で、価格が50万円とリーズナブル。ハンコビジネスのエントリー機としてはもちろん、生産能力をアップさせたいと考えている業者の追加の1台としても人気があります。その性能をブースで確かめてください。
内外精機は、「はん画彫刻システムPro7」を展示予定。全国で約500台の販売実績を誇るベストセラー機で、これ1台でプレートからチタン印まで彫刻できます。本体の剛性が高いので、訂正印や法人用実印などの細かい文字もしっかり彫ってくれます。プロも納得できる彫刻の仕上がりを会場で見ることができるチャンスです。
付属の印章用ソフトも人気が高く、簡単操作ながら豊富な編集機能を搭載。このソフトは定期的にバージョンアップされ、最新版はワイドな判下編集画面や印影の印刷機能などが追加されています。なお作成済みデータは、Bmp形式に対応した手持ちの彫刻機でも彫ることが可能です。
リンクシステムは「CS1000p30KF FAYb LASER MARKER」を出品します。Panasonic製ファイバーレーザーと高速2軸スピンドルを搭載したハイブリッド機で、チタンや通常印材に対応。最大30本を自動搬送し彫刻します。チタン印と通常印を混在してセットしても、同時に別内容を彫刻できるのが特長。
リンクシステムは他にも、各種ハンコ+A7サイズのゴム印母型に対応した「CS08」や、「CS彫刻刃物研磨機」などを出品予定です。
アメイジングは、印章彫刻システム「スーパー印房4」をはじめ、浸透印作成システム「スタンプクリエータープロ」、名刺裁断機「プロスカット PCM-15N」、オリジナルテープ作成機「テープクリエーター」を紹介します。スーパー印房4は、書体や選字、大きさ、太さが自由自在で使いやすい編集ソフトや、細かい文字も綺麗に彫刻する機能を搭載したロングセラーの彫刻機。
他にも、新製品としてスキャナ内蔵カッティングマシン「スキャンカット SDX1200」も展示します。厚さ3ミリまでのフェルト素材もカットできる高性能な刃物を搭載。印刷したラベルシートをセットすればステッカーが簡単に作成できます。
テクノロジックは特殊合金を使用した複合金属印材「寄木メタル印」を出品します。通常、印章彫刻機を使って金属素材に彫る場合、彫刻針の摩耗を防ぐためにオイルを浸しながら彫る必要がありますが、寄木メタル印はオイルも使わず簡単に彫ることができます。クールなルックスとチタンに引けを取らない高級感も特長です。会期中は18㎜丸サンプルのテスト販売も数量限定でおこなう予定です。
他にもテクノロジックブースでは、「ME330 50k」、「MultiBOX G Next」、「FitBOX」などの印章彫刻機も出展されます。
OGBS2019では、ゴム印作製時に必要な製版フィルム出力機も、各ブースでチェックできます。
旭製版工業は、ゴム印やラベル、スクリーン印刷などの各種製版用システムやフィルム出力機を中心に、ダイレクトプリンターやレーザー彫刻機、印刷関連資材を多種取り扱っています。
製版フィルム出力機の分野では、低価格のインクジェット製版システム「page1oneページワン」、フィルムセッター「AS-3266FL」を出品。また、A3用のインクジェット製版作成システムも参考出品される予定です。
グラフィックは、レーザープリンターとRIPソフトを組み合わせた「ネガ刷る」を出品します。製版用のネガフィルムがスピーディーに作製できます。トナー方式なので、製版時のトナー剥がれもなく何回も製版が可能です。グラフィックブースでは白印刷システムも展示予定なので、ぜひ足を運んでみてください。
ピクトリコは、同社の透明フィルムメディアと組み合わせることで、高品質の製版フィルムが作製できる、インクジェット製版フィルム出力システムを展示します。ゴム印製版のネガプリンターとして、またシルクスクリーン印刷、フレキソ印刷、金属銘板作製時のポジフィルム出力機としても活用できます。