※写真は昨年のOGBS2023の様子です。
OGBS2024には、ウエアプリントやDTF転写に関する資機材が一堂に集まります。新商品のチェックや、最新のトレンドを収集する場として役立つでしょう。
この記事では、OGBS2024に出展する刺繍機や熱プレス機、熱転写関連の資材を紹介します。プレス工程なしでマグカップなどの曲面に貼り付けられる「UV-DTFフィルム」、刺繍の上にダイレクトプリントする「DTE」などの新製品も登場します。ぜひ最後までご覧ください!
ジェットグラフは、イタリアンメイドの熱転写ラバーシート「B-FLEX」の製品とサンプルを多数展示。前回は、ポリウレタン層と光の反射を可能にするガラスビーズを組み合わせた「B-FLEX BF REFLEX STRETCH」などが出品されました。その他、熱転写シートに加え、ホットメルトパウダー、高光沢フォトパネルなどオリジナルグッズ製作に役立つアイテムが展示予定です。
セルカムはUV-DTFシート「SELSYNC(セルシンク)」を出品します。これはUVプリンターで印刷したデザインを簡単に転写できるフィルムで、マグカップやタンブラーなどの曲面にもプレス機なして圧着が可能。ブースではミマキエンジニアリング社の「UJF6042MKⅡe」を設置し、実演もおこないます。
マーキング加工に関する資機材を取り扱うダイヤモンドマーク。今年も様々な製品を出展します。自動タイプのプレス機「オートPRO」や、ブラザーミシン「PR680W」、ミマキカッティングプロッター「CG-60AR」、その他DTFプリント用フィルムやパウダー、ラバーシートなど、加工に欠かせない多様な製造システムが揃います。
「オートPRO」は、温度調節がデジタル表示で調節しやすい自動タイプの熱プレス機です。5種類の下コテが交換できるオールマイティ仕様で、家庭用電源にも対応しています。熱プレス機を探している方は、ダイヤモンドマークのブースを訪れてみてください。
ブラザー販売は新製品として、「DTEカメラシステム」と缶バッジマシン「カンバッジメーカー」を出品。「DTE」とは「Direct to Embroidery」の頭文字で、白糸で刺繍した製作物にダイレクトプリントで後加工する製法。カンバッジメーカーは、画像プリントからバッジ加工までの機構を1台に集約したもの。その他、QRコードの印字で出荷までを管理できるラベルライターや箔プリンターなど様々な機械を出品する予定。
宝來社は新商品のプレス機「プレックス-NEXT型」を出品。特殊ヒーターとアルミ板の採用で、温度の立ち上がりが早く温度分布差が小さく、高い平滑性で安定した接着が可能です。その他、DTFプリンター専用オリジナルパウダー、ペットフィルム、昇華止め機能付き熱転写ラバーシートDX-ONE SBタイプ、溶剤プリンター用の粘着シートJS-Sなどの資材も展示します。
ポリ・テープ・ジャパンは、熱転写用の各種ラバーシートを出品、販売します。
注目の商品は、130℃・5秒で圧着できるラバーシート「ポリ・フレックス3S-TURBO」。カラーバリエーションは63色。熱いうちにペットフィルムが剥がせるので、冷ます時間を短縮できます(一部のカラーを除く)。仕上げのプレスも不要です。表面はUVカット済みの完全なマット仕上げ。安心・安全の証である「エコ・テックス スタンダード1100クラス1」の認証も得ています。
その他「ポリ・フレックス プリンタブル4036」を中心にパールグリッター、フロッキーなど各種用意しています。ドイツのASLAN社の特殊粘着フィルムも出品予定です。
ハッピージャパンは単頭刺繍機の最上位モデル「HCU2-1501-40」を展示。最高動作速度は1,500rpm。縫製範囲および生産性を向上させる多くの機能が備わっています。柔道着の帯、帽子の縫い目など生地が硬く、段差があるような場所にも簡単に刺繍できます。素材の厚さを自動的に検知するため、布押さえの高さを手動で設定する手間が省けます。また、針プロフェッショナルモデル「HCS3-1201-30」も出品します。刺繍に興味のある方はブースを訪れてみてください。
バルダンは単頭式刺繍機「BEKT-S501CAⅡ」と「BEKT-S901CBⅢ」を出品。「BEKT-S501CAⅡ」にはエアクランプ枠が採用されているので、刺繍対象物を簡単にセット、固定できるのが特徴。他にもパンチングソフト「Wilcom EmbroideryStudio e4.5」を出品する予定。幅広い刺繍ビジネスに対応した商品に注目です。
タジマ工業と横山特殊ミシンは刺繍の仕上がりを自動化した「i-TM」を搭載した刺繍機「TMEZ-S1501C」と、コンパクトで小型店舗でも導入しやすい刺繍機「MDP-S0801C」(彩-SAI)を出品。刺繍未経験者でも扱いやすい様々な機能を備えた機種なので、これから刺繍ビジネスを始めようと考えている業者はチェックしよう。